ヴィノテーク ワイン・バイイングガイド

田崎真也セレクション

産地の典型、ワインの個性が光る白ワイン

田崎真也氏がブラインドで試飲し、20点満点での絶対評価を行った結果、当社ワインが68種類中の上位10種類に選ばれました。
最高得点は17.5点で、当社ワインは17点です。

1982年創業のミッテルラインを代表するワイナリー。ライン下りのハイライトのひとつ、ローレライの岩の近く、観光地にもなっているバハラッハにある。対岸のラインガオ地域にも栽培業を営んでいた先祖から引き継いだ畑があり、ミッテルラインの畑と合わせて現在、約12haを所有する。白葡萄のリースリング(全体の80%)とヴァイサーブルブンダー、黒葡萄のシュペートブルグンダー(全体の15%)とドゥンケルフェルダーを栽培。「優れたワインは醸造所ではなく、葡萄畑で造られる」をモットーとし、畑で殺虫剤は使わず、収穫はできる限り完熟を待つ為、何度も畑に足を運んで選果をしながら行うという。「気取らず、すいすい飲める辛口ワイン」とする当ワインの色調は、グリーンがかった淡いイエロー。香りは華やかで、白い花の香りが強くはっきりしている。加えて、グレープフルーツや青リンゴのキャンディー&コンポート、ほのかなミネラル等の香りが調和。柔らかな果実味から、広がりにはシャープな酸味が感じられる。アフターはフレッシュでミネラル感もある。(ヴィノテーク5月号抜粋)
(当社品番 MR-10)

ジルヴァーナー品種 生誕350周年
当社取り扱いワインの葡萄品種の一つジルヴァーナー種の栽培が始まってから今年で350周年を迎えます。2009年4月15日、フランケン地方のカステル村で公式記念行事が開催されるのを皮切りに、フランケンやラインヘッセン各地で1年を通じ約200の催しが開催され、ジルヴァーナーの生誕350年を祝います。
一時期、ケルナー種などその他の葡萄に追いやられた感じで、日本への輸入量も著しく少なくなっていた時期もありましたが、最近は志の高い醸造家達によって、辛口の存在感のあるワインに仕上げられ最高の食中酒としての地位を築きつつあります。

ジルヴァナー種の350周年に関しての記事はこちらをご覧ください。

ミュラー・トゥルガオ種のルーツ
ミュラー・トゥルガオ種の親がリースリングジルバーナーではなくリースリンググート・エーデルと発表された数年前はびっくりしましたが、今回はそれも違ってリースリング種マドレーヌ・ロワイヤルだったと発表されました。

最近のDNA鑑定の結果ですから間違いのない真実だと思います。
以前
グート・エーデルと発表した学者も言っておりましたが、親が何であれミュラー・トゥルガオには変わりはないのだから大騒ぎすることではないと・・・

それもその通りですね。最近のミュラー・トゥルガオ種のワインは、決して安いワインのイメージではなく、しっかりとしたワインを造る醸造所が増えてきております。消費者の持つミュラー・トゥルガオ種=低価格のワインのイメージも、もはや過去のものとなりつつある現在、バラエティーに富んだ葡萄品種と、その葡萄に合った土壌からできるワインを思う存分楽しんだら良いのではないでしょうか・・・。
ミュラー・トゥルガオ種の持つ安物のイメージを嫌う生産者が違う呼び方で呼んだ「リヴァナー」も長い歴史の中で過去のものとなる日も近いかも・・・。

2009年1月にアイスワインを摘み取った報告が来ました!!

ラインヘッセン地域

シャーレス醸造所
2009年1月6日、7日のダルスハイムの風景
アイスヴァインの摘み取り風景
2008年ヴィンテージのアイスヴァインになる葡萄です

シャーレス醸造所からのプレスリリースの内容はこちらをご覧ください

フランケン地域

ヨハン・ルック醸造所
たったこれだけの人数で摘み取るアイスヴァインはさぞかし美味しいでしょうね〜

和気あいあいと、そして素早く摘み取られるアイスヴァインになる葡萄

この葡萄が2008年ヴィンテージの魅惑のアイスヴァインになるのです!!

EHRENURKUNDE 栄誉感謝状授与


(写真はドイツワインの女王とドイツ大使に祝福され記念写真に納まる中谷)

2008年12月2日、30年に亘る高品質ドイツワインの振興、普及に対する尽力に感謝の意を表するということで、弊社社長中谷は、ドイツワイン基金会長のモニカ・ロイレ氏から、栄誉感謝状を授与されました。ドイツ連邦共和国大使公邸にてドイツワインの女王(マーリン・ドンブスキー)列席のもとで晴れの授与という栄誉をいただきました。弊社創業の1978年、たしか全国で数社がドイツワインを専門に輸入していました。ドイツワインが輸入ランキングでフランスに次ぐ3位の頃です。それから30年、次第に甘口で安価なドイツワインは敬遠され、グルメ、バブル、健康と・・・辛口、赤ワイン指向に移り、輸入業者はボージョレ-ヌーボー、ニューワールドワインなど販路を拡大。ますます日本におけるドイツワインの市場は小さくなるばかりでした。現在、辛口が過半数を超え、赤ワインは40%を占める今日になっても未だに日本におけるドイツワインのイメージは残念ながら変りません。
 そんな中、幣社は創業の理念を貫き、ドイツワイン一筋に30周年を迎えられましたのは、皆様方のご支援の賜物と感謝申し上げます。栄えある栄誉感謝状をいただき、これからもドイツワイン一筋に、ドイツならではの甘くておいしいワインも、お食事に合う辛口ワインも、進化し続ける赤ワインも、美味しいワインを探究していきたいと気持ちを新たにしております。楽しいイヴェント企画もご案内してまいります。どうぞ皆様一層のご愛顧、今年もよろしくお願い申し上げます。

下記雑誌に当社のワインが50本中のトップに選ばれました。ワイン好きには楽しい内容ですので 、詳しくは書店でお買い求めください。
Weingut Auler

モーゼル地域アオラー醸造所のワインが50本中トップとなりました。小さな家族経営のこの醸造所が他を押さえてトップになった事が何よりも嬉しいです。特に2006年はモーゼルワインとしての完成度が高く、もともとシュペートレーゼにするはずのワインをランク落としで醸造している為、エキス分の濃いしっかりとした味わいに仕上がっておりますが、モーゼルの軽やかさも失わずミネラル分をより感じるような仕上がりが、高得点で、トップに選ばれたものと思われます。

Weingut Paulinnshof

パオリンスホーフ醸造所の進む道
2007年9月に来日し、目まぐるしくイヴェントをこなして帰国した、パオリンスホーフ醸造所の2代目、「オリヴァー・ユングリング」と婚約者の「カラ」がプレゼンテーションの中心にしたものは、『グローセスゲヴェックス』と『グランクリュー』でした。
これらのワインの呼び名から連想するのは、「V.D.P」が推進している「グローセスゲヴェックス」であったり、フランスワインの「グランクリュー」であったりするわけなのですが、どちらが先にそう呼んだかどうかは別として、内容はそれぞれに負けず劣らず厳しい条件下でワイン造りをし、最高の品質を生み出そうとしているものです。
ドイツワインが安くて甘ったるい飲み物であるという石頭のままでは、想像すらできない、
世界に通用するリースリング種の最高級ワインといっても過言ではないワインでした。

上記シールの[GG]は、「グローセスゲヴェックス」を意味するもので、V.D.Pと同等、叉はそれ以上のレベルの「ベルンカステラーリンク」という1899年に設立されたモーゼル地域の中のベルンカステル地区の優良醸造所のグループで、ここが定めた基準に合格したメンバーのワインにのみはる事のできるシールです。
モーゼル地域では最高
1ha当たり125hLワインを造る事ができるのですが、下の表を見ていただければ解りますが、グローセスゲヴェックスは50hL以下でなければなりません。(ちなみにこのパオリンスホーフ醸造所のワインは40hLです。シャトウ マルゴーで25hL〜35hLです)要するに半分以下でないとダメだという事です。更に手摘みをしなくてはなりません。そして摘み取られたジュースは最低でも93エクスレなくてはならないのです。(これはモーゼルではシュペートレーゼ クラスです)
収穫量を落とす為にこの畑では伝統的なハート形に枝をするのではなく、その片方を落として片枝に仕立てるのだそうです。
なおかつ選定で落とし、手摘みの段階で良いものしか摘み取らないという徹底した管理で最高のワインを造り上げています。
醸造においては、低温で長期発酵させる事によって、クリアーでミネラル分たっぷりな高アルコールを実現しております。
研ぎすまされたリースリング種の味わいがパワフルに伝わってきます。


太陽が昇ってから沈むまでの間ずっと日の当たっている畑、それが「カマー」の畑です。尚かつ粘版岩質土壌で、土中に十分の水分がある。冷え込む夜でも、昼間に粘版岩質に蓄積した太陽熱をゆっくり放出し決して温度が下がり過ぎる事なく、日照りでも十分の水分を供給できる最高の畑なのです。
パオリンスホーフ醸造所といえば「カマー」が最高の畑と言われています。それなのに
何故この畑のワインが「GG」ではないのか?スタッフの疑問でした。今回オリヴァーとのミーティングの中でそれが明らかにされました。
「GG」は1つの醸造所で1つの畑しか申請登録できないと言う事です。
「カマー」の畑はすでに最高の畑だと認知もされ、そこから造られるワインも毎年高い評価を得ている。
加えて
「カマー」はパオリンスホーフ醸造所の単独所有の畑で、この畑のワインの評価は、パオリンスホーフ醸造所の評価でもある。既に高い評価を得ているこの畑のワインを「GG」に申請する必要はないと考えたのでしょう。このワインは「GG」に匹敵するワインなのですが「GG」と呼ぶ事ができないのでパオリンスホーフ醸造所の「GC」すなわち「グランクリュー」と呼ぶ事にしたそうです。もちろんグローセスゲヴェックスと同等、もしくはそれ以上の基準でワインを造っているそうです。

中辛口に仕上げたこのワインは、高貴な香りを放ちエキス分の濃さを感じる。
パオリンスホーフ醸造所の顔とも言える最高の仕上がりです。リースリング種の持つエレガントさと粘版岩質の土壌からくるミネラリーな味わいと酸が口の中でスマートにアタックしてくる感じが気品の良さとして感じる。

こぼれ話し
これだけ良い畑なのに何故過去にアイスヴァインが出来ていないのか?
文頭にも書きましたが、太陽が昇ってから沈むまでの間ずっと日の当たっている畑で、粘版岩質土壌に昼間の太陽熱を蓄積し夜になって温度が下がるようになっても、この畑は暖かいのです。そうですアイスヴァインに必要な氷つく温度にならないのが、アイスヴァインができない理由だそうです。良すぎる畑の唯一の欠点と言えますかどうか・・・・。

グローセスゲヴェックス、グランクリューの次に彼等が力強くプレゼンテーションしたのが次の二種類のワインです。

まずは、 ロートシーファー(赤色粘版岩)の土壌の特色が十二分に出ているその名も「ロートシーファー」。赤色なのは鉱物を多く含んでいる為、赤い色をしているのです。このミネラル分の豊な粘板岩土壌から、スパイシーな面白い複合的な味覚を持ったワインができるのです。土壌に含まれる鉱物のミネラル分を明確に味わえ、それらのミネラルはリースリング種で初めてエレガントで力強い味香として発揮されます。


次にくるのが「フォン デア ライ」こちらもスレート粘版岩質なのですが、モーゼル地域特有の傾斜のきつい斜面のことを指す言葉です。ブドウの根は、わずかに残るデヴォン紀のスレートの中へ、十分な栄養分を求めて深く入り込みます。Von der Leyからはしっかりした成分を含み、ミネラルの十分なワインができます。含まれる鉱物の違いで色がグレー色しているのが特徴。もちろん土壌が違うのだから味が違うのは言うまでもありません。よりシャープな切れ味の良さを持っています。ロートシーファーとは違うミネラリーな味わいが楽しめ、リースリングならではの酸味が心地良い。

昨年パオリンスホーフ醸造所よりデビューしました、当社のトレードマークのローテ・ローゼ(赤いバラ)をラベルにしたワインですが、Q.b.Aクラスでは甘口を造らない方針になったパオリンスホーフ醸造所に対して、当社がお願いして醸造してもらっておりますQ.b.Aの甘口ワイン。昨年デビューしてから大好評で着実に飲み手を魅了しているのですが、今年(2006年ヴィンテージ)は出来が良すぎてQ.b.Aは出来ておらず。Kabinettで発表されました。

Mr.アイスヴァインのHeinrich氏からドイツの新ワイン法が送られて来ました。
2007年8月1日から、"Mosel-Saar-Ruwer"は"
Mosel"だけになりました。
同時に、"Qualitaetwein mit Praedikat"は"
Praedikatswein"のみになりますが、
2009年8月1日以前まで旧法のラベル等の使用は認められます。


シャウムヴァイン
発泡酒
今年2003年ドイツ出張において当社スタッフがショット醸造所のヘルマン氏より聞いてきた発泡酒の話
日本もドイツも同じで、アルコールには税金がかけられます。
発泡酒にも税金が課せられておりますが通常のワインよりも高い税金が課せられております。考え方としては、これらの発泡酒は贅沢品とみなされておりその気圧とアルコール度数により
ゼクト税(ゼクトシュトイヤー)を課するかどうかを判断するのです。
舌を軽く刺激するような微発泡の物は発泡酒とみなされませんし、2.5気圧位の弱発泡の物
(Perlwein)も税法上ゼクトとみなされません。

そこでゼクトの規定に付いて彼はこう語っております。
彼が造っているWein-Aperitifと比べて下さい。

Sekt Perlwein Wein-Aperitif
気圧 3.5〜7.5 2.5以上 6
アルコール 8.5%以上 7%以上 5.5%

製造元のショット醸造所のヘルマン氏の話によると、生産者にとっても、発泡酒の税金が高いことで価格が高くなり、販売しにくくなることは本意ではない。それでこのWein-Aperitifを造ったと言うのです。気圧は発泡酒なのですがアルコール度数がSektで規定されているものよりも低くPerlweinより低いのです。さてさてこれはいったいどちらの範疇に入るのかと税務署も悩んだそうです。結果としてゼクト税の半分をおさめることで決着したそうです。従ってこの発泡酒はSektとは呼びません。あえて名前をつけるならWein-Aperitif(ヴァインアペリティフ)ということだそうです。


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株式会社ドイツ商事(ワインハウス・ワインシュトゥーベ ローテ・ローゼ)

〒650-0002 神戸市中央区北野町4ー9ー14

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